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口臭や体臭は内蔵が冷えているサイン

よく、電車の中などで隣の人が臭くて、息を止めたくなることがあります。ニンニクなどのニオイの強い食材を使った食事を摂っただけなら、周りは迷惑でも本人の健康状態には問題はありません。

 

それ以外で一般的には、胃腸や肝臓といった消火器の調子が悪いと、息や体臭が臭くなる傾向にあります。これは、食べたものが腸内で異常発酵して発生したニオイ物質が、腸管から吸収されて血流に乗って全身に運ばれたり、肝臓の機能が低下しているためにニオイ物質を分解できずに血流に乗って全身に送られたり、それが肺に戻って息として排泄されます。

 

また、ニオイ物質は息として排泄されるだけではなく、皮膚表面にある汗腺を通じて汗とともに排泄されるので、体臭も強くなります。つまり、体から発するニオイは、健康状態を知る手掛りにもなっているのです。

 

体内に老廃物が溜めっている場合も、それを何とか排泄しようとして体が働いた、一種の防衛反応がニオイだとも言えます。

 

体臭は、体内に毒素が溜めっているときに生じる腐敗臭です。かつて動物性食品を中心に摂っていた遊牧民族は、体臭が強かったと言われています。

 

肉などの動物性食品は、腸内で停滞していると腸内細菌による発酵が進み、ガスを発生させます。

 

このガスが血液中から皮膚を介して排出されると、体臭が強くなります。それを打ち消すために発達したのが香水のため、ヨーロッパの人にとって香水は必需品でした。

 

それに対して農耕民族だった日本人は、50年前ほど前までは体臭とは無縁だったと言われています。それが食生活が欧米化したことにより、今ではデオドラント製品で溢れています。

 

ニオイを生じるのは毒素によるものではなく、病気そのものによって発生することもあります。その一つがガンになったときに発するニオイです。

 

最近は、ニオイでガンを発見する研究も進んでいます。ガン細胞から分泌される物質には特有のニオイがあるため、ガン患者は独特のニオイがします。よほど嗅覚が敏感でないと、それをわかる人は少ないです。

そこで、嗅覚の優れている犬を訓練して嗅ぎ分けさせ、ガンの有無を探知しようという試みが始まっています。

 

将来は、ガン探知機も作られるかもしれませんね。

 

誰でも、自分のニオイは分からないものです。しかし、ニオイはデリケートなもので、発するニオイは体調に異変が生じたサインでもあります。

 

「どこか具合が悪いの?」と、さりげなく相手の体調を気遣うことも、ときには必要かもしれません。

 

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